採用面接を乗り切る 面接で採用を獲得するために準備できること


ここ数年高まっていた日本企業の採用意欲は、リーマンショックがもたらした経済不況の影響を受け、就職氷河期の再来を思わせるほどのものになっています。それならばこの状況が学生にとってピンチなのかというと決してそうではありません。企業側が「人物重視」の採用にシフトしているため働く意欲のある学生にとっては、むしろチャンスといっていいでしょう。事実、学歴や資格ではなく、やる気や人柄を面接で見極める企業が増えています。


不況下とはいえ、たとえ少数でも意欲の高い人材を採用し、育成しようと努める企業はたくさんあります。まずはそうした現実を理解しましょう。それでも一流大学の学生や成績が優秀な学生を優先的に採用するのは会社としては当然です。他の学生はその枠組みの中にどうやって食い込んでいくかは面接しかありません。昨今は多くの企業が学歴や成績以上に志望者の人間性や意欲、会社との相性を重視するようになりました。


これは企業にとって「採用」とはどんな事業案よりも重要な「全社的プロジェクト」だからです。人を一人採用することで、生涯賃金や教育費などを含めると4億円の費用がかかるといわれています。


もはや終身雇用は崩壊したといわれる現在でも、企業側は生涯勤めあげてくれる人材を採用するのです。そんな一大事業を、人事部が会社を代表して敢行するプロジェクトが「採用」なのです。


以上のことから企業側は「採用時の失敗」をできる限り防ぎたい、投資をしてもすぐ辞めてしまう人は採りたくない・・と考えるわけです。大量採用の終わった現在では、学歴・成績だけを重視したコンテスト型の採用スタイルは廃止されつつあります。


今は、仕事の現場に順応でき、会社との相性が合う人材が求められています。意欲のある学生にとっては今がまさにチャンスといえるでしょう。ビジネスの世界は限りない「問題発見、問題解決」の連続です。そして、現在の商品やサービスが、永遠に受け入れられるとは限りません。


企業は絶えず、チャレンジ・失敗・検証を繰り返すのです。そんな企業が求める人材とは「常に失敗を恐れず挑戦し、経験の中から何かをつかむ人間」です。問われているのは「学力」ではなく「人間力」なのです。それを見極めるのが「面接」であると心に刻んでください。